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従業員たちを食べさせるため、身を粉にして必死に走り続けてきた社長のあなた。
今よりもイキイキと充実した、やりがいのある職場になり、従業員たちと共に会社が発展していくための、新たな経営戦略の指針ともなる、SDGs(エスディージーズ)についてお伝えします。
SDGsという言葉を聞いたことはありますか?
「日本でも急速に認知度が高まっている」といわれてはいるものの、そもそもSDGsって何?という経営者はまだまだたくさんいると、僕は感じています。
ビジネスシーンにおいて、SDGsは”大企業”だけの経営戦略の手法だと勘違いされていて、中小企業ではほとんど知られていない、知っていても始める企業が少ない、というのが現状です。
となれば、逆に今がチャンス!!
実際に、「SDGsって知ってる?」と聞いた周囲の経営者のほとんどが知りませんでした。
やっと知っていたとしても”SDGs”という言葉だけだったり、「国連で採択された持続可能な開発目標」という日本語訳を、”言葉”として知っているくらいがいいところです。
だからこそ、経営者であるあなたが”SDGs”を知った今こそが、チャンスともいえるのです。
SDGsは未来を生きる、われわれ一人一人に対しても重要な、世界の目標です。
その目標を達成するためには、むしろ中小企業経営者のあなたの力こそが必要なのです。
SDGsを経営戦略に組み込んでいけば
・時代に合わせた動きで、ビジネスを進めていける
・社会のためになっている会社かを判断され、”選ばれる”企業になる
・世の中は何を望み、自社はどんなサービスや商品を提供していけば良いかが見えてくる
・ブレない経営方針になることで、自社の拡大・発展につながる
・優良な人材の採用に大きくつながる
・主体的に動ける社内人材の育成にも効果を発揮
などということが挙げられます。
これは企業が成長するには欠かせない、大きなポイントですよね!
SDGsを軸にした経営は企業が蘇り成長する
僕自身、SDGsを詳しく知り、それを自分のビジネス戦略に組み込んだことで、仕事を進めていく上での大きな軸となり、志を一層に高めながら、働くことができています。
正直、SDGsを戦略に取り入れるまでは、仕事も含めいろいろな場面で、気持ちはブレまくっていました。
ライバルにいかに勝つか、自分の仕事さえ回っていればいいとか、そういう考え方に何の疑問も抱かず、それが普通だと思って生きていたのです。
でもそういうのって、すぐに見透かされてしまうものですよね(^_^;)
仕事でもその場しのぎの対応になりがちで、気づけば計画性がなく、”ビジネスモデルのないビジネス”をしていたのでした。
自分がブレているのに仕事が安定するわけなどありません。
ビジネスだけでなく、さらには家庭生活にも浮き沈みがすごく多かったです。
それでもこんな僕にも、フワッとした目標や目指すものがありました。
SDGsを知ったことで、その想いが、まるで一気に霧が晴れたように明確になり、揺るがない軸となりブレずに進んでいけるようになったのです。
このことだけでも、SDGsを経営やビジネスの戦略に、そして自分自身の生き方に取り入れてよかった、ものすごく大きな要素だと思っています。
想像してみてください。
AIの台頭によって、ほとんどの職種に人の手が不要になるということが、すでに予測されています。
これからを背負う、若い”ミレニアル世代”の人々の働き方は、今までとは違い、勉強せずともデジタル機器を使いこなし、やりがいや社会貢献性のある仕事に価値を感じているといわれています。
(ミレニアル世代を理解したSDGs経営が中小企業生き残りのカギ!)
また、環境問題にも関心が高く、ダイバーシティーを尊重する傾向にあるとようです。
新時代を背負って立つ世代が、働き生活していくこれからの未来、今と同じやり方の経営戦略で、あなたの会社はこの先、成長していくことはできますか?
従業員たちをこの先何十年、食べさせていくことはできますか?
会社の維持、従業員たちを最優先に想い、経営をしているあなたは、本当にステキな経営者です。
しかしそれで、あなた自身は家族との時間も大切に、充実した家庭生活を過ごしていく将来を描けますか?
会社経営や従業員のことを想うあまり、自分の家族をないがしろにしてしまうのは、本末転倒ですよね。
あなたも本当は、そのことにも気づき悩んでいるのではないでしょうか?
ネガティブな質問をたくさんしてしまいましたが安心してください。
経営や家族との未来、これらの質問の答えが、このSDGsには詰まっているのです。
SDGsをきちんと理解し、経営戦略に取り入れれば、会社やその経営者のあなた、そしてそこに関わる周囲の人たちまでも、大きく生まれ変われるのです。
ヒト・モノ・カネを動かすことができる会社という組織、特に、日本国内では9割を占めている、あなたが経営する会社のような中小企業が、社会課題解決に向けて、戦略的に大きく舵を切れば、持続可能な世の中に変えることができるのです。
世の中が持続していけば、当然あなたが経営している会社も、発展・成長していくことにつながります。
SDGsってこういうこと
そんな”SDGs”とは一体なんなのか?
SDGsとはSustainable Development Goalsの略で、日本語では”持続可能な開発目標”と訳されます。
一言でまとめるなら以下の文章になります。
==
国連加盟193か国によって採択された世界の目標。
世界で多岐にわたって起きている問題を洗い出し、169のターゲット課題に整理し、それらを克服することで、2030年までに達成したい17のゴールを設定したもの。
==
しかしこの一言だけでSDGsを語るには、さすがに分かりにくいと思うので、ここから詳しく説明していきますね。
これらのカラフルなアイコンが17種類あり、一つ一つに目標が書かれています。
最近少しづつ増えて来ていますが、こんなバッジを着けている人を見かけませんか?
これは「SDGsを推進してるよ」というバッジです。
会社で推進していて着けてる人もいれば、個人の意思で着けている人もいます。
それこそ経営者サイドの人たちは、最近着けてることが多いかと思います。
中には意味も分からず着けている人も・・・^^;
1〜17まで読んでみると、貧困や健康、エネルギー、まちづくり、気候変動、海、平和・・・様々な目標が書かれていることが分かります。
この目標の数だけ世界では問題が起こり、困っている人がたくさんいるのです。
あなたは「世界の問題ってたった17種類しかないなら、簡単に解決するのでは?」と思うかもしれませんね。
さすが、すばらしい気づきですね!
そうなんです。
たった17種類の問題ではなく、ここからさらに続きます。
この17種類は世界の問題の”分類”というと、理解しやすいかと思います。
SDGs17個の一つ一つにさらに細かな”ターゲット目標”が存在し、その数が169個記されています。
[環境省:SDGグローバル指標(SDG Indicators)]
これら169個のターゲットは、好き勝手に自由に書き出されたものではなく、地球上のさなざまな現状から導き出された、今リアルに起こっている問題です。
これらは「この先、今までと同じやり方をしていては、人々が生存していけない」という人類への警告ともいえます。
人間は生物の一種、であればその他の生物も、そして何より、地球そのものが生存できなくなってしまうのです。
「そんな大げさな!地球の生存と経営戦略となんの関係があるんだよ?」と思うほど、かけ離れたように感じるかもしれませんが、大いに関係しています。
決して大げさではない、目の前の大きな危機(既に起こっていることも多くあります)に、僕たちはどう立ち向かい生きていかなければいけないのでしょう。
食の経営戦略を誤ると気候変動を招く?
例えば、人間に必要な衣食住、その中の”食”の観点で考えてみましょう。
今さまざまな点で、”食”についての問題がニュースにも取り上げられています。
”フードロス”や”食品ロス”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
日本では恵方巻きやクリスマスケーキなど、販売することを目的に大量に作られるものの、その期間を過ぎると売れ残ったものは一気に大量廃棄されます。
その他にも、賞味期限を少しでも過ぎた食品はどんどん廃棄されていきます。
消費者は購入後に保存が効くように、少しでも賞味期限が長いものをと、陳列棚の奥にある賞味期限が長い商品を買う、なんていうこともよくあるそうです。
お店側は、このような賞味期限に敏感な消費者に対応するため、期限が残り3分の1を過ぎた商品は、棚から取り除くという戦略で利益を確保しようとします。
最近では対応策も取られてはいますが、まだまだ大量に廃棄されています。
”食べ残し”の観点ではどうでしょう?
パーティーや飲み会では、「足りないというクレームがくるよりは、多く注文しておいたほうがいい」と、テーブルの上には絶え間なく食べ物が乗り、ビュッフェ形式ではどんどん追加で運ばれてきます。
こうした食にまつわる経営戦略で、日本では少なくても、食べ残しではない”まだ食べられるのに”廃棄されてしまう食品の量が、年間632万トンにも及びます。
もちろん、売り手の企業経営サイドだけでなく、買い手の消費者サイドの意識も必要です。
このような流れから、日本の食品廃棄の量は、日本人が毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てている、という計算になります。
これは、飢餓で苦しむ国の人たちに支援している、世界の食料援助料320万トンの倍という数字も出ているから驚きです。
ちなみに世界で廃棄されている食品は驚きの13億トン・・・
あなたは、それだけ莫大な量の食品が、気候変動に繋がっているということを想像できますか?
ビジネスにおいて、何かモノを作るときには、生産→保管→配送→消費→廃棄という工程があり、それぞれの過程でエネルギーを生みます。
生産時の機械や配送時にもエネルギーは生まれ、二酸化炭素が排出。
廃棄時も、焼却によって同様に二酸化炭素が出ます。
その二酸化炭素が、地球温暖化に大きな影響を与えているというわけです。
SDGsを経営戦略に取り込むことは様々な問題解決の糸口に
今まではこれで良かったのかもしれません。
というより、これが当然で、特に何か問題を感じることもなく過ごしてきたのだと思います。
僕自身もその一人でした。
昔から”温暖化”という言葉は聞こえていましたが、自分ごととして捉えていなかった、という表現の方が正しいですね。
温暖化という地球の変化は、いよいよ人ごとでは済まされなくなり、巨大な台風が何度も日本各地に被害を及ぼしています。
夏には30度を超える猛暑日が続き、ここ数年は熱中症のニュースが後を絶ちません。
世界に目を向けると、モルディブという島国は、温暖化による海面上昇の影響で、国そのものの面積がどんどん小さくなっていて、国存亡の危機に面しています。
僕も”食”が気候変動につながるなんて、想像もつかなかったです。
それだけ超大量の、必要以上の食品が、生産され廃棄されているのです。
「むやみに大量生産や廃棄をするのではなく、人や環境に優しいやり方を考えよう」というのがSDGsの目標では、12番の「つくる責任つかう責任」というところで書かれています。
食の生産と消費を考えることは、温暖化などの気候変動にもつながることが、分かったのではないかと思います。(温暖化の原因は食だけではありませんが)
これはSDGs13番「気候変動に具体的な対策を」という目標達成に向けた動きを考える上でも、重要なポイントになります。
廃棄する食品を、うまく貧困国に届けることができれば、SDGs2番の「飢餓をなくそう」にも貢献ができますよね。
ある一つの問題の解決に向けて動き出せば、他のさまざまな問題解決にもつながる。
SDGsの達成は、われわれが今後も持続的に生きていける、子どもや孫たちに、明るい未来を届けることにつながっているのです。
もちろん、あなたが経営する会社も持続し、従業員やその家族たちも守っていくことができます。
だからこそ、戦略的にSDGsをしっかりと、自社の経営に取り入れていくことが重要なのです。
SDGsから見られる世の中の問題事例
SDGsは17の目標、その一つ一つに対して様々な問題を抱えています。
例えば一概に、SDGs1番「貧困をなくそう」といっても、各国に貧困問題はあり、いわゆる”貧困国”だけではなく、僕らが住むこの日本でも、7人に一人は貧困(相対的貧困)であるといわれています。
問題は山積みですが、もう少しいくつか事例をあげてみます。
海洋プラスチック問題
海に流れたプラスチックゴミのせいで、2050年には海には魚よりゴミの量が増えるといわれています。
商業漁業ができなくなるとの予想も、国連から発表されています。
[国連:プラスチックの海]
土に還らないプラスチックは、削られ細かなマイクロプラスチックとなり、それを魚がエサと間違えて食べてしまいます。
その魚を人間が食べるとしたら・・
すでに食卓に運ばれる9割の塩の中には、マイクロプラスチックが入っているともいわれ、人体からもマイクロプラスチックが検出されたとのニュースが、ネットを騒がせたのをご存知ですか?
[NATIONAL GIOGRAPHIC:人体にマイクロプラスチック、初の報告]
地球の7割以上を占める海の恵みなくして、生物は生きていけるのでしょうか?
これは、SDGs14番「海の豊かさを守ろう」にもつながります。
誰も、自分たちの生きるこの星をの環境を壊したくて、プラスチックを開発したわけではないですよね。
より良い便利な暮らしができるようになるための、その当時の開発や戦略だったはず。
現にあなたも、生活していく上で、確実にプラスチックの恩恵を受けているはずですよね?
時代はより便利に、よりコンパクトになり、その場で消費し、「いらなくなったらゴミ箱にポイ」そしてまたゴミが増える・・
膨大な量のゴミは焼かれ、二酸化炭素で地球温暖化、また焼かれず海に流出しているゴミの量が激増し、海の生態系を破壊。
残念ながら、すべて人間が巻き起こしていることです。
人間が起こしたことであれば、人間の手で解決はできないのか?
例えばビジネスという手段を使って。
それがSDGs経営戦略の一つともいえます。
人権格差問題
「女性の社会進出を」というようなことを、よく耳にしますよね。
耳にするということは、女性の社会進出度が低いからともいえます。
実際にはどうでしょう。
あなたが経営している会社に、女性の従業員は何人いますか?何割を占めていますか?
取引先企業には、女性従業員はたくさんいますか?
女性の経営者は、周りにどれくらいいますか?
政治、教育、医療・・ほとんどの分野で女性の割合は少ないですよね。
世界各国の男女間の不均衡を示す指標である、ジェンダー・ギャップ指数で、日本は149カ国中110位という、先進国の中では圧倒的に最下位(2018年)という数字が出ています。
日本では、同じ職種であっても、男性との給料格差があったり、セクハラなどの問題があげられます。
世界では、そもそも女性であるという理由だけで、教育を受けられなく→読み書きができない→職に就けない→女性の貧困、という負の連鎖が続いている国もあります。
これはSDGs5番「ジェンダー平等を実現しよう」につながる問題です。
男女の性別だけに限らず、LGBTQだったり、人種や障害者、宗教・・・様々な面で人権の格差や差別が起きています。
これはSDGs10番の「人や国の不平等をなくそう」につながります。
これらのお話は、世界の問題の、ほんの一例に過ぎません。
SDGsは環境や人権、社会など、その中でも特に最優先に解決しなければいけない、様々な問題の集約であることが見て取れます。
SDGsこそ持続可能な経営戦略の手段
あなたが経営する会社のサービスや商品は、どんなお客さんの悩み事を解決できますか?
ビジネスをしている以上、お客さんは何かしらの要望を満たしたい、困っていることがあるから解決させたい、もっとこうしたい、ああしたい、という望みがあるはずです。
その望みを解決し、お客さんにより良い状態になってもらえたら、そのサービスや商品、そしてあなたが経営している会社が、存在している意味があるといえるわけですよね。
SDGsに書かれている、僕たちのすぐ目の前に迫った未来をおびやかす問題の数々。
これらの問題の中で、あなたが経営する会社の技術やサービス、商品を使い、問題解決に向けて貢献できそうな目標はありませんか?
絶対に見つかるはずです。
ビジネスで問題解決に向かって取り組む。
もちろんビジネスである以上、きちんと収益を上げる必要もあります。
問題解決の視点で、会社の能力を活かしていく、これって、すごいことだと思いませんか?
それが、自分も直面する世界の大問題ということであれば、一層のことあなたが経営する会社の重要性が増してきますよね。
会社が存在する意味をしっかり打ち出していければ、お客さんは集まり、利益は上がります。
良い人材も集まります。
そして、あなたが経営する会社は成長していきます。
「大げさな!そんな大きな問題を、うちの会社のサービスで解決できるわけないだろ」と思うかもしれません。
当然、世界規模の大問題を、小さな一企業の、あなたの会社だけで解決できるわけありません。
しかしこれは、大手の一流企業一社だけであっても解決はできないのです。
SDGsは、世の中の企業含め全員で戦略的に取り組む必要があります。
でないと、到底解決できないほど、大きな問題なのです。
しかも、遠い未来の話ではなく、目の前に迫った近い将来の問題。
その中の一つでも、あなたの経営する会社が、戦略的に問題解決に向けたビジネスをしているとなれば、それを望んでいるお客さんは反対するわけはないですよね。
SDGs経営戦略は本業を通じて世の中を良くすること
世界の全員が戦略的に取り組むべきSDGsですが、ボランティアではなかなか続きません。(決してボランティアを否定しているわけではありませんし、そのような形で続けている団体もあります)
ビジネスであれば、企業も潤い、消費者も喜ぶ、それは循環して世界を良くすることにつながる、という流れを生み出すことができます。
CSRとも違います。
会社を経営しながら「本業の傍ら社会貢献」というようなイメージがあると思いますが、SDGsを取り入れた経営戦略は「世の中に良いことを”本業”で行う」という考え方です。
本業そのものが世の中のためになっている、きちんと収益も上げ、会社の経営を回していく。
「売り手よし、買い手よし、世間良し」の”三方良し”という経営精神が、日本には古くから存在しています。
(売り上げを伸ばすだけで本当に良いの?経営方針に必ず入れるべき”三方良し”の考え方)
SDGsを経営戦略に取り入れることは、日本人にはすごく相性良く感じられますよね。
SDGsを戦略に取り入れることで、時には自社の経営やビジネスモデルの、見直しが必要になることもあると思います。
新しく、SDGs事業を生み出す必要が出てくるかもしれないし、既存のビジネスが実は世の中に貢献していて、SDGsの切り口でうまく表現できていないだけかもしれません。
いずれにしても、しっかりとSDGs視点の見方で、経営の戦略を練っていくのは必須といえます。
SDGs経営戦略は人材採用や離職の防止にも効果を発揮
また、一言に”経営戦略”といっても、外部に向けた戦略だけでなく、内部、つまり社内に向けた戦略にもSDGsは最適です。
冒頭お伝えしたとおり、社会貢献性や環境問題に、強い関心を示す2000年以降に成人を迎えた、”ミレニアル世代”の人たちは、これからの未来を背負って立つ世代。
(ミレニアル世代を理解したSDGs経営が中小企業生き残りのカギ!)
であるならば会社自体も、社会貢献性や環境問題に配慮した経営をしていないと、優良な従業員は獲得できなくなってしまいます。
当然、ミレニアル世代の方が、SDGsには関心が強いですし、これからは学校の授業でも取り扱われます。(SDGsは、経営戦略の側面だけの目標ではなく、世界中の人が年齢性別などを問わずに取り組む必要があります)
就活面接で、「御社はSDGsでは何番に取り組んでいますか?」という質問があったとして、もし面接担当者やあなたを含めた経営陣が回答できなかったら・・
おそらく、こちらが採用にしたとしても、向こうから断られてしまう可能性は高いといえるでしょう。
それではあなたが経営する会社は、発展していきませんよね。
実際に、新入社員を獲得したいと思っていても、なかなか面接にすら来てもらえず困っていた中小企業たちが、SDGsを軸にした就活イベント開いたところ、予想を大きく上回る参加者が集まったという事例があります。
採用面以外にも、社内教育、既に入社して働いている従業員へ向けての教育にも、SDGsは効果的です。
自分の仕事のやりがいを感じ、「この会社は何を目指し、どこに向かって走っているのか」が明確になることで、モチベーションは上がり、お金以上の働く意味や価値に気付きます。
SDGsの経営戦略は、社員教育を通じて従業員の離職率低下にもなるのです。
具体的にSDGsを経営に落とし込む手段はいくつかあります。
逆にいえば、やり方のルールはないので、自由に戦略を立てることも可能です。
(経営にSDGsを取り入れていくための2種類のPDCAの回し方とは)
僕のSDGs経営戦略セミナーでも、その方法のいくつかを事例を交えて紹介しています。
あなたも”SDGs経営者”となって、一緒に明るい未来を目指しながら会社を発展させ、充実した家族との時間を過ごしませんか?
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