あなたが経営している会社がSDGsの取り組みを発信すると仕事が舞い込む!?

経営SDGs

あなたは経営者として、ひたむきに真面目に、今まで仕事に打ち込んできました。

従業員たちを食べさせ、会社を存続させていけるよう、時には自分が無理をして働いてきたかもしれません。

辛い時があっても「辛抱強く地道にコツコツやっていけば、誰かが見ていてくれる」と。

ところで、あなたが経営している会社って、世の中で何人の人が知っているでしょうか?

会社ではなく、商品やサービスということであれば誰でも知っていますか?

であるなら、この先のお話は読まなくても大丈夫です!

世の中で、あなたが経営する会社のことを知っている人が少ない、商品やサービスを知っている人も少ない・・と思っている経営者の方は、この先を読んでみてください。

その答えは”発信”にあります。

発信も経営のうち!知られていない会社は存在してないことと同じ

あなたは”発信”と一言に聞くとどんなことを思い浮かべるでしょう?

テレビコマーシャルや広告、チラシ、メール、ホームページ、youtube、ブログ、SNS・・・など、情報を発信できるツールは多岐に渡ります。

その他にも飛び込み営業やテレアポなど、ダイレクトなコミュニケーションも発信といえるでしょう。

さらには名刺を配ることや、会社の看板など・・

例えば飲み会の席で話すことも、情報を発するという意味では発信ですよね。

もし、あなたが経営する会社が、そのどれもやっていなかったとしたらどうでしょう?

いくら高い技術やサービスを持っている会社だったとしても、その存在を世の中の人が知らなければ、何も無いのと同じではないでしょうか?

そういう会社に、そもそも仕事が舞い込んでくるはずがないということは、すぐに想像がつきますよね。

あなたが経営している会社が、今存在しているということは、どこかですでに何らかの発信をして、認知されたお客さんから購入してもらっているということになります。

立ち上げる前から、もともとの人間関係のつながりで知ってもらっていた取引先や、お客さんもいるかもしれませんね。

しかし、そのような取引先の企業であっても、「新しく会社を立ち上げて、このような事業をしていきます」という”報告”という発信があったから知ってもらえているはずです。

誰かの紹介を辿ったツテで購入してくれたお客さんでも、必ずどこかで最初に発信があり、そこから口コミなどで派生していっているのです。

そうなんです、いくら質の高い商品やサービスがあったとしても、それを発信していなければ、あなたが今経営している会社は存続していないのです。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズも「いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、ないのと同じ」という名言を残しており、僕もまさにその通りだと思っています。

共感を得るためにも経営に発信は最重要

僕はとある社会活動の団体に所属していました。

その団体は、世の中の問題解決に向けて、運動を巻き起こしていこうという、志の高いメンバーが集まって活動をしています。

何度もミーティングを重ね、イベントや会を準備し、事業を実行していきます。

そのためには、関連団体や一般市民に、広く事業のことを知ってもらわなければなりませんよね。

そんな活動をしている、自分たちの団体の認知度も、もっと高める必要があります。

世の中のために、すごく意味のある素晴らしい活動をしていると僕は思っているし、それは参加メンバーも同じ想いのはずです。

しかしこの団体は、対外に向けての発信がすごく苦手でした^^;

いくら社会のために良いイベントや活動をしても、それを世の中に広く発信して、知ってもらわないと、共感してもらえないし賛同者は増えないのです。

単純に、一般の参加者はほとんどいなく、所属メンバーしか集まらないという、悔しい思いをした事業もあります(涙)

発信の力の必要性を、僕はその時すごく学ばせていただきました。

これはある団体のお話ですが、会社と重ねてみても、同じことがいえるかと思います。

価値ある発信をしていくためにSDGsと絡めることが効果的

あなたは経営者として、会社のこれからに何らかの不安や悩みがあるからこそ、この記事を読んでくれているはずです。

であれば、今までと同じ発信の内容や方法では、あなたが経営する会社やサービスの認知度はこの先上がらないかもしれないということになりますよね。

会社の存在やサービスに付け加え、時代に合わせた発信、これこそが、あなたが経営する会社とSDGs(エスディージーズ)を絡めた発信なのです。

まず、SDGsとは一体何なのか、ということを簡単に説明しいます。

SDGsとは、この先の近い将来でわれわれ人間を始め、生物がこの地球上で生きていくために、そして地球自体を存続させていくために必要な、国連で採択された世界の17個の目標です。

(SDGsを取り入れた経営戦略であなたの会社を大きく成長させるには)

SDGs達成が重要視されている中、ビジネスでSDGsに挑もうという流れも大きく進んでいます。

いよいよ他人ごとではなくなっており、気候変動や海洋汚染をはじめとする環境問題、日本では少子高齢化、そこから派生する年金問題など、他にも虐待や差別・・・星の数ほど世界の課題は山積みで、僕たちのすぐ目の前に迫った大問題になっているのです。

それらの問題を取りまとめたものが 、このSDGsです。

SDGsの達成に向けて、一個人の動きももちろん大切ですが、組織として大きな波を作れる”企業”の力が必要とされています。

あなたが経営している会社にも、世の中のため、そしてSDGs達成のために求められる社会からの要求が、この先出てくるはずです。

その”要求”こそが世の中からの需要であり、お客さん(予備軍含む)に、あなたが経営する会社の存在理由や価値、サービスや商品を提供できるチャンスということがいえます。

想像してみましょう。

例えばあなたは飲食店の経営者だったとします。

ランチは860円、同じ地域のランチの値段と変わりません。

でも、「地産地消にこだわり、全て無農薬、遺伝子組み換えの食材も使っていなく、体に優しい健康ランチ」というメニューを出していたとします。

この時点でSDGs的には4番「健康と福祉をすべての人に」、12番「つくる責任つかう責任」の目標に寄与しています。(他にもあるはずですが)

でも、そのメニューの良さや、魅力を発信していなかったとしたらどうでしょう?(今回は、食べログなどのグルメサイトに載せていない想定です)

周りのお店が仮に、農薬を大量に使った野菜や、健康に害をもたらす可能性のある食材を使用したランチを出していた場合でも、あなたのお店が発信していなければ、その違いに気づいてもらうことはできなくなってしまいます。

しっかりと発信していけば、健康志向のお客さんへは響くはずですし、健康志向でなかったお客さんにも、考えるきっかけを与えてあげることができるかもしれません。

SDGsの側面から、健康への重要性を伝えることができれば、美味しさは当然ながら、それ以外にもさらに、あなたのお店の強みを打ち出すことができ、存在価値は上がるはずですよね。

SDGsを判断基準とした経営は発信にも追い風になる

今度は欧米の国々の視点で見てみましょう。

「真面目に黙ってコツコツやれば、誰かが見ていてくれる」という気質は、実はあなただけではなく、日本人特有の国民性が絡んでいるようです。

逆に欧米企業は、少しでもウリになる要素があれば、ガンガン発信してアピールしていくのだとか。

「良いことならどんどん発信していくべき。良いことをやっているのに発信しないということは、何か後ろめたい隠し事でもあるのでは?」というように思われてしまうこともあるのだそうです。

世の中は今、自分たちに、社会に、環境に良いことを求めています。

”その良いこと”という判断基準がSDGsであるともいえます。

このことから、あなたが経営する会社のサービスや商品を、SDGsと絡めた発信は、会社の存続には欠かせない、というよりむしろ、存続どころか大きな発展につながる可能性も大いに考えられるのです。

海外との取引のある会社は当然のこと、国内を中心に事業展開をしている会社であっても、SDGsを軸にあなたが経営している会社の技術やサービスと結びつけ、うまくアピールしていていくのです。

ここで大切なポイントが一つ。

ただなんとなく、SDGsと自社のビジネスを紐付けしただけでは、見せかけだけで、実際にはその目標達成のために動いていない”SDGウォッシュ”と判断され、逆にマイナスイメージになってしまう可能性もありまあす。

本気で、世の中のために取り組んでいるあなたが経営している会社だからこそ、SDGsとの組み合わせた発信が有効になってくるのです。

なぜ、自分が経営している会社は、今の事業に取り組んでいるのか?

そのサービスや技術を提供していくことで、どんな人たちの助けになり、喜んでもらえるのか?

ひいては、どんな社会の問題の解決に結びつくのか?

それはSDGsの目標の何番と関わりがあるのか?

理念や志を今一度見直し、その取り組みの姿勢や想いをSDGsを交えながら発信していきましょう。

経営にはやはり発信が必要

発信をしていけば、誰かが見つけてくれます。

黙ってコツコツやっているだけでは、誰にも見つけてもらえません。

最初に挙げたとおり、発信のためのツールは様々です。

より多くの人たちに届く効果的な発信をしていけるよう、時にはそのための投資も必要となってくるかもしれません。

極端にいえば、良い商品をたくさんの人に知ってもらうために、広告を打つ企業もあるわけですから、それは当然のことです。

価値のある発信をしているのですから、必要としているお客さんに響けば、それは購入や契約につながるし、仕事が舞い込むことに直結していきますよね。

もちろん広告だけではなく、無料で始められるSNSなどのツールもたくさんあるので、いろいろ研究して、”知ってもらう”行動をまずは始めましょう。

会社としてだけでなく、経営者であるあなたも含め、従業員個人個人の発信も重要です。

さて、発信の重要性を知ってもらえたなら、あなたが明日からすることは何でしょう?

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