「SDGsを取り入れた経営こそ、これからの企業が生きる道」と僕は断言します。
当然、これはあなたが経営している会社の成長や拡大に繋がります。
あなたは、経営者でありながらも、今まで営業の最前線で従業員たちとともに走り続けてきたかもしれません。
プレイングマネージャーも悪くないですが、それであなたは、今まで本当にやるべき経営者としての仕事を、100%こなしてこれたのでしょうか?
これからあなたが経営している会社を、もっと大きく、一層に安定させていくためには、今の動きを変えるべきではありませんか?
従業員たちの働く意識をさらに向上させ、やりがいと充実感を持って仕事に打ち込んでもらうために、あなたが経営している会社も、新たな動きを取り入れる時がやってきたのです。
その新たな動きの要となるキーワードがSDGs(エスディージーズ)。
SDGsを経営に取り入れることで、従業員を成長させ、優良な人材の採用につなげ、あなたが経営している会社の強みをさらに強化させ、進化させる時が今なのです!
そのために、経営者であるあなたが、まずやることは「SDGsの推進」、これに尽きるのです。
SDGsは会社だけでなく、あなた自身の、家族への大切な時間にも良い影響を与えます。
さぁ、SDGsの推進企業となって、会社も家庭も世の中もハッピーになる経営をしていきましょう!!
経営者が推進するべきSDGsってそもそも何のこと?
先ほどから”SDGs”という謎のアルファベットを連発しましたが、ここできちんと説明していきますね。
”Sustainable Development Goals”の頭文字と”Goals”の複数形”s”を取ったもので”SDGs”、「エスディージーズ」と読みます。
日本語では「持続可能な開発目標」と訳され、環境や社会、経済を中心とした、世界中のさまざまな問題点を集め、大きく17種類に分類された世界の目標のことをいいます。
今、日本も含め、さまざまな環境悪化や災害、ウイルス蔓延による経済の悪化などの危機に立たされています。
環境問題一つとっても、大量のCO2排出による温暖化、そこから派生したさまざまな災害。
その他、適切な処理や再利用をされることなく、生産ばかりが増え、プラスチックゴミは海へと流れ出し、「海は生物よりもゴミの量が多くなる」との予測がされています。
人類発展の過程で格差が広がり、貧困に苦しむ人々は、その日一日を満足に食べていけないほどの超低賃金で働かされ、一層貧困に苦しんでいます。
にも関わらず、十分な教育が行き渡っていない貧困国を中心に、世界の人口は激増しており、このままでは地球という星のキャパを超え、地球そのものが維持していけなくなるともいわれています。
実は日本国内でも、7人に一人は貧困状態(相対的貧困)といわれているのですが、ご存知でしたか?
また「女性活躍」という声もよく耳にするようになりましたが、政界や医療業界など、まだまだ男性が圧倒的な割合を占める業界は多く、日本はジェンダー・ギャップ指数(男女格差を示す指標)では153カ国中121位という残念な数字も出ており、社会問題の一つに数えられます。
あなたが経営している会社では、女性従業員は何名活躍していますか?
と、様々な分野のさまざまな問題点の一例をあげましたが、これらはそのほんの一部にすぎません。
そしてこれらの問題同士が密接に関わり合い、さらに大きく複雑な問題を起こしているのが、今の日本の、世界の、地球の状況なのです。
(SDGsを取り入れた経営戦略であなたの会社を大きく成長させるには)
これらの問題って、今さら改めていう必要もなく、あなたもどこかニュースや新聞で聞いたことのある問題ではないでしょうか?
ただ、どこかで「自分には(自社には)関係ない」と思って過ごしてきていただけですよね?
恥ずかしながら、僕自身もそうでした。
世界が抱えるこれらの様々な問題点を、一つでも多く解決していかなければ、この先の未来はありえない、自分には関係なかったとしても、あなたのお子さんやお孫さんの世代には、確実に訪れる危機、それほど近い未来への危険信号が今点滅しているのです。
それを解決していこうという目標こそが、SDGsに記されています。
SDGsの解決にはビジネスの力が必要とされており、世界経済会議では、「SDGsの市場には12兆ドルの経済価値がある」と発表されています。
ビジネスによる問題解決に向けた動きは、あなたが経営している会社を発展・拡大させるために、間違いなくチャンスなのです!!
SDGsを推進するために経営者のあなたが進むべき第一歩とは
では、一見あなたが経営している会社の事業と関係ないと思われていた、世の中の問題にどのように事業を展開して収益をあげていけばいいのか?
まずはSDGsに書かれている17個の目標と、さらに細分化された169のターゲット目標をしっかり読み解いてみましょう。
[環境省:SDGグローバル指標(SDG Indicators)]
SDGsを理解することで、あなたが経営している会社の技術やサービス、商品と、どこかで紐づけられるようになるはずです。
今まで全く関係なかった分野の問題の解決に、あなたが経営している会社の技術やサービス、商品を活かすことができれば、それは新たな市場への参入にも!
具体的にSDGsを自社の経営に落とし込むには、きちんとPDCAのサイクルを回していくことが効果的です。
(経営にSDGsを取り入れていくための2種類のPDCAの回し方とは)
しかしその前に、経営者であるあなたが、まず最初にやらなければならないこと、それが「SDGsの推進」なのです。
人に推進するということは、自分でもそれに見合う理解が必要になりますよね。
しかし、自分一人が理解したとしても、はじめて聞く従業員には”?”しか浮かびません。
一人づつ理解者を増やすために推進していき、そしてその理解者たちにもさらに推進の輪を広げていってもらう、このサイクルが重要です。
もちろん、一度に複数人へ伝えながら推進していく方法でも構いません。
理解を深め、「従業員一同が同じ目的で動けるようになる」ことに徹しましょう。
ゲーム形式でSDGsを体感できるセミナーなども、多く開催されていますので、参加してみるのもいいかもしれません。
僕自身もSDGsを推進するべく、このブログや、推進のための導入セミナー、SDGsの基礎講座を開催しています。
まずは経営者であるあなたが、きちんと理解した上で従業員たちに、そして関連している取引先企業などにどんどん推進していってください。
一人で難しい場合は、専門チームを設けてもいいかもしれません。
ただ、そのチームに丸投げということだけはしないでください。
あなたが経営している会社のように、人数の少ない中小企業だからこそ、きちんと全員に行き渡るように推進・浸透させていければ、従業員たちは、同じ目的を持って一丸となって進んでいくことができます。
大企業と違い、伝達スピードと意思決定の速さを持っている、あなたが経営するような会社だからこそ、今がSDGs経営で成長していくチャンスなのです。
経営者のあなた自らが、舵を切り推進していくことは、会社のさらなる拡大への第一歩!
さぁ、SDGsの推進企業となって、会社も家庭も世の中もハッピーになる経営をしていきましょう!!
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